レタスを上手に活用する

 

レタスが一番多く消費される時期は夏から秋にかけてでしょう。レタスの旬についてですが、原産地であるヨーロッパでは晩春から初夏の野菜であるのに対して、日本では既に全国で栽培されているので、通年市場に流通する野菜になっています。

 

多くの地域の収穫期は秋と春ですが、夏は長野などの高冷地、冬なら九州や香川など温暖な地域から出荷されるわけです。もっとも価格的には春と秋が安くなる傾向にあるようです。

 

いずれにしても新鮮で美味しいものを選びたいわけですが、レタスを選ぶポイントはどの種類においても葉がみずみずしく元気なのが一番です。特に一般的な結球タイプでは、巻きが強くて、重みを感じるなら、中身がしっかり詰まっている証拠ではありますが、葉が白っぽくてぴたっと重なっていると、うまくほぐせないので、適度にふんわりと巻いているものを選びましょう。

 

リーフレタスなら、葉先の縮れ状態が細かいものが見た目も食感もいいので、それをポイントにしてください。

 

保存方法ですが、レタスは乾燥に弱い野菜です。油断するとすぐにしなびてしまいます。そこで、乾燥しないように濡らした新聞紙などで包んでから袋に入れ、冷蔵庫の野菜庫で保存してください。霧吹きなどで水を吹き付けるのもいい方法です。また、レタスの葉先を上にして、軸を下に立てて入れる方が長持ちします。

 

レタスの下処理でのポイントは、包丁は使わないことです。レタス類を包丁で切ると切り口がすぎに茶色く変色します。これはポリフェノールが酸化しているのです。そこで手でちぎるのです。これで細胞はあまり切断、破壊されずに空気に触れにくくなります。