レタスの種類

 

レタスの種類についてですが、一番一般的なのは、いわゆる結球する玉レタス(玉チシャ)でしょう。一般的にレタスと言えばこれのことを指します。ヘッドレタスとも呼び、厳密にはタマチシャクリスプヘッド型とバターヘッド型に細分できます。

 

クリスプ(crisp)は、「パリパリした」という意味で、その名の通りに食感が爽やかです。バターヘッド型の方は、一般的に日本でサラダ菜という名称で認識され、キャベツのようなクリスプヘッド型よりも、結球が緩くなっています。

 

結球性レタスには「立ちレタス」という立ちヂシャ結球性レタスもあります。これはロメインレタス、コスレタスとも呼ばれ、ヘッドレタスのようにちょっとつぶれたような球ではなく、ちょうど白菜のように丈のある球状になるのが特徴です。この種類は主にシーザーサラダなどで利用され、アメリカでは、レタスの約30%がこの種類なのだそうです。日本での栽培、流通は一般にはまだ少なくて、外食産業、中食産業向けになっています。

 

非結球レタスのものはリーフレタスです。葉チシャ、チリメンヂシャ非結球レタスということで、サニーレタスのようにアントシアニンが発現して赤色を帯びるものや、緑色のものもあります。

 

カッティングレタスもリーフレタスの中に含まれます。実は日本で導入がもっとも古いレタスです。多くの場合は生食ではなく、茹でておひたしや味噌和えなどで利用されてきました。一時期、消費量がかなり減ったのですが、韓国のように焼肉をサンチュ(カキヂシャの一種)に包んで食べることが普及したので、再び流通量は増えているようです。

 

ステムレタスは、茎を食用とするレタスです。日本では乾燥させたものを水で戻して漬け物にした「山クラゲ」が有名です。